(3)船底側桁
船底側桁は、中心線縦桁と船側の距離が広い場合には、2mを超えない範囲で設けることを
標準とする。
船底側桁の寸法は、特設肋板で固定された等分布荷重の梁として計算し、計算水圧は中心線縦桁と同等とする。したがって船底側桁の断面係数Zは、次の式によって求められる。
(4)断切船底縦肋骨
船底外板の変形を防止するために設ける断切船底縦肋骨は、肋板の心距より小さい心距に設けるのが普通である。また、その両端は前後の肋板に溶接によって取付け、又は有効に固着しなければならない。
外板と等しい水圧を受ける等分布荷重の梁として取扱い、最大応力が材料の耐力に椙当する条件を求める。したがって、断切船底縦肋骨の断面係数Zは、次の式によって求められる。
(5)船底構造の補強
一般漁船より大きな外力を受ける漁船に対しては、6.3.1(8)に述べた外力を受けるものとして補強を行う。ただし、計算水圧は、外板及び断切船底縦肋骨に対してはP1を、肋板は小骨として1/3P1を、特設肋板を設ける場合の特設肋板及び縦桁には大骨として1/9P1を使用する。
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